結果

3つの値が表示されます。速度とBDUの値は、それぞれの警告ステータスを示すために色分けされています。

  • 速度。RMSまたはピーク(mm/秒またはインチ/秒で表示)
  • ベアリングノイズ(BDU(ベアリング劣化値))
  • 合計g(加速度)

振動解析を参照してください.

RMS値

ISO値(mm/秒またはインチ/秒)は、ISO規格で規定されている、周波数帯10Hz(600 RPM)~1kHz(60,000 RPM)または2Hz(120 RPM)~1kHz(60,000 RPM)での振動速度のRMS(平均値)です。動作速度に基づき、適正な周波数帯がXT280によって自動的に選択されます。ISO 10816-1 振動速度レベルチャート(下記を参照)に従って背景が色分けされます。背景の色分けは、選択したマシンのサイズやタイプに応じたマシンの状態を示します。構成 (Setup wizard)を参照してください

ISO 10816-1:1995.機械振動 - 非回転部での測定によるマシンの振動の評価。

ベアリングノイズ(BDU)

ベアリングノイズ(高周波振動)(ベアリング劣化値(BDU))。100 BDUは、1kHz以上で測定された1g RMS(平均値)の振動に相当します。これは、監視されている機器のベアリングの摩耗状態の値です。数値が高くなるほど、ベアリングは摩耗しています。

一般的に、1gという高い周波数振動(100 BDU)はかなり高いレベルのベアリングノイズに相当します。したがって、ベアリングが劣化していることを表していると考えられます。つまり、ベアリングノイズの数値はベアリングの摩耗の「パーセンテージ」とほぼ同じものとして考えると有効です。

デフォルトでは、ベアリングノイズは以下のように表示されます。

  • ベアリングノイズが100 BDU以上の場合は、赤色の背景。
  • 50~100 BDUの場合は、黄色の背景。
  • 50 BDU未満の場合は、緑色の背景。

BDUの警告レベルは変更できます。構成 (Setup wizard)を参照してください

合計加速度(g)

これは、周波数レンジ全体(2Hzから10kHz)に対してメートル法で測定された合計振動加速度のRMS(平均)値です。この測定値は、g(地球の重力定数。1g = 9.81 m/秒2)という単位で表示されます。

RMSの変位

測定値の画面が表示されているときに左(<)または右(>)の矢印ボタンを押すと、青色の背景でRMSの変位(µmまたはmil)が表示されます。どちらかの矢印ボタンをもう一度押すと、ISO値(mm/秒またはインチ/秒)の表示に戻ります。